フィデリティ・インベストメンツは最近ビットコイン上場投資信託(ETF)の申請が拒否されたばかりだが、今度は米証券取引委員会(SEC)に仮想通貨やメタバースをテーマとした上場投資信託(ETF)の目論見書を提出した。

今回申請したのは、フィデリティ・クリプトインダストリー&デジタルペイメントETFと、フィデリティ・メタバースETFの2つだ。ただしこの2つの新しいETFはどちらもデジタル資産に直接投資するものではない。その代わりに、フィデリティはそれぞれの業界で活躍している仮想通貨企業やメタバース企業への投資を行う。

フィデリティ・メタバースETFの場合、投資先分野としてはコンピュータハードウェアやデジタルインフラ、デザイン、エンジニアリングソフトウェア、ゲームテクノロジー、ウェアラブルテクノロジーなどだ。クリプトインダストリーETFの場合、仮想通貨マイニングや取引所、ブロックチェーン開発企業、デジタル決済分野などの企業に投資する。

フィデリティは米国でのスポット型ビットコインETFの申請が拒否されたが、昨年にはカナダでビットコインETFを正式に立ち上げている