セキュリティトークンの取り組みが牽引力を獲得するにつれ、トークン化を手掛けるGSXグループのニック・コーワンCEOは「金融の世界は新しいデジタル時代に向かって動いている」と語った。
コインテレグラフとのインタビューの中でコーワン氏は、伝統的な証券では取引が完了するまで数日かかることがあり、このような状況は「ユーザーの資本をロックする一方で、市場は仲介業者で満たされ、コストが膨らむことを意味する」と主張した。
こういった問題についてはセキュリティトークン化で解決できると主張し、「優れた取引可能な資産となる」と述べている。「カウンターパーティが少なく、低コストで、シームレスなトランザクションにより、進化したデジタル金融インフラを提供し、発行者や企業、ユーザーに利益をもたらす」と語る。
「私たちはそれが段階的なアプローチになると考えているが、最終的に市場はブロックチェーンが提供できる技術革新と利点を通じて、大幅なコスト削減や効率化、即時t取引が可能となるだろう。いつ?今後5年以内に」
しばらくは共存状態か
コーワン氏は、コスト削減などによって、金融セクター全体がブロックチェーン導入を進めるきっかけになると考えいるが、競合するブラックマンタキャピタル(Blakc Manta Capital Partners)の共同創設者、クリスティン・プラツァー氏は、違う考えを持っている。
プラツァー氏は、セキュリティトークンが伝統的な証券にすぐに取って代わるとは思っていないと語った。
「かなりの間、伝統的な証券とセキュリティトークンとが共存することになるだろう。トークン化の価値は、原資産やユースケースごとに異なる。現在のところ、すべてがトークン化が意味をなすわけではない」
プラツァー氏は、セキュリティトークンは「流動性、移転可能性、取引可能性、および取引コストなどの点においては、優れている可能性がある」と述べている。それでも、変化には時間がかかると考えている。
「すべての優れたパラダイムシフトは具体化するまでに時間がかかる。導入は段階的なプロセスになるだろう。証券取引でブロックチェーンのユースケースを模索する取引所や投資銀行はますます増えているが、こういった大企業は、運用モデルの変革に時間がかかる」
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン