中国の仮想通貨取引所Gate.ioは14日、IEO(イニシャル・エクスチェンジ・オファリング)で1週間で約30億ドル(約3300億円)の資金調達をしたと発表した。

IEOはICOと異なり、取引所の利用者しか売買できない。バイナンスフォビなど仮想通貨取引所が相次いでIEOプラットフォームを立ち上げており、IEO市場は好調だ。今回Gate.ioは、4月1日~8日の間、独自トークンのGateTokens(GT)でIEOを実施。1億5000万GTで30億ドル近く調達したという。

利用者はGTを使って取引手数料の支払いができるようになるという。現段階ではGTの代わりにGate.ioポイントを発行し、最大2.5GTにつき1Gate.ioポイントで交換可能になるという。Gate.ioポイントはテザー(USDT)のほか、ビットコインやEOS、バイナンス、フォビトークンで購入可能だ。

IEO市場に勢いがある一方、ICOを禁止している中国と韓国の取引所が法の抜け穴としてIEOをやり始めているというリポートが出たり、詐欺の横行が問題となっているICOよりも「タチが悪い」という見方が出たりしている。

これに対してバイナンスのジャオ・チャンポン(通称CZ)は、規制に遵守しなければならないという点では、ICOもIEOも変わらないという見解を示した

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版
原文 Exchange Gate.io Sees Almost $3 Billion in Orders in First Week Of IEO for Native Token