仮想通貨取引所コインベースは、EOSネットワークになんらかの問題が起きているとツイッターで述べた。2月20日にステータス更新で、「EOSネットワークはパフォーマンスが低下した。送受信に遅延が生じる可能性がある」としている。
コインベースのツイートによれば、EOSの外部への送金が一時的に使用できない状態だが、同取引所内でのEOSの売買は通常通りできるとしている。
EOSブロックプロデューサーのEOSネーションは2月22日、2月20日のマイクロフォークの問題に関して、EOSメインネットは「現在、極めて信頼性がある」と述べている。
ツイッターに添付された画像によると、2月20日のマイクロフォーク問題で192ブロックが失敗しているが、過去2週間に渡っては、メインネットのパフォーマンスは安定的だ。
過去にも問題が発生
EOSネットワークは過去にもパフォーマンス問題があり、1月の最終週には1日あたり平均2万ブロック失敗している。
昨年10月には、EOSはネットワークを凍結させる可能性がある輻輳(ふくそう)攻撃を受けている可能性が浮上した。攻撃者はEOSのギャンブルアプリから11万ドル(約1200万円)相当の仮想通貨を盗んだ。EOSの親会社であるBlock.oneは、同ネットワークは正常稼働していると主張している。
2018年6月、EOSメインネットが稼働して48時間も経たずに「一時停止」していると報じられていた。
また、昨年11月には、EIDOSトークンのエアドロップ(無料配布)でEOSのブロックチェーンが渋滞しているとの報道もあった。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン
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