分散型金融(DeFi)のメインプレーヤーであるメーカーダオ(MKR)は、イスラエル拠点の支払い処理事業者シンプレックス(Simplex)と提携し、ステーブルコインのダイ(DAI)を法定通貨で購入できるようにした。

3月3日の発表によると、今回の提携により、シンプレックスのパートナー企業のクレジットカードとデビットカードでDAIを購入することが可能となった。メーカーダオで欧州のビジネス開発を担うグスタフ・アレントフト氏は次のように語っている。

「DAIをシンプレックスに統合することは、現在および将来のユーザーにメリットがある。業界最大のプレーヤーへのアクセスを備えた簡単でシンプルな法定通貨の入り口を提供する」

メーカーダオは、DeFi分野をリードしており、イーサリアムベースのスマートコントラクトにも基づいてステーブルコインのDAIを手掛けている。

DeFiデータウェブサイトのDefi Pulseによれば、分散型金融アプリにロックされている9億6700万ドルのうち、約5億5000万ドル(56%)がメーカーダオのプロトコルにある。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン