仮想通貨取引所バイナンスは、中国のドメインからのサービス拒否(DDoS)攻撃を受けた。

バイナンスのジャオ・チャンポンCEO(通称CZ)は4月29日にこの攻撃についてツイートした。DDoS国激により、「ネットワークアクセスの遅延と中断」を引き起こしたと説明していた。CZは、この攻撃については「心配する必要がない。システムに問題はなく、資金は安全だ」と述べていた。

さらにツイートの中で、CZはこのDDoS攻撃が「競合他社」によって起こされたものであるとも書いている。

「攻撃パターンをみると、それは私たちの競争相手による仕事のようにみえる」

仮想通貨メディアのCoinNessのレポートによると、DDoS攻撃は最初にバイナンス共同創業者のイー・へーによって最初に報告された。バイナンスは現時点ではこの件に関する公式なアナウンスは発表していない。

またバイナンスはコインテレグラフに対して今回の件の詳細な情報提供を拒否した。

仮想通貨取引所へのDDoS攻撃を巡っては、今年2月にOKEXとビットフィネックスに対して相次いで攻撃が行われた。この際、OKEXのジェイ・ハオCEOは、具体的な名前は出さなかったが、攻撃は競合他社によるものだと非難していた。