仮想通貨投資会社デジタルカレンシーグループ(DCG)が26日、仮想通貨の取り扱いに積極的なシルバーゲート銀行(米カリフォルニア州)の親会社シルバーゲートキャピタルコーポレーションに投資したとツイッターで明かした。

 シルバーゲートキャピタルも公式サイトに声明を発表し、買い手は明示せずに約122億円で「950万株の第三者割当を行った」とした。調達した資金は「フィンテック関連のプロジェクトや銀行業務、住宅ローン業務」等に使われるという。

 仮想通貨事業に従事する企業はこれまで銀行との取引や融資を受けにくいことが多かった。一番有名な例がテザーで、昨年にも同社が口座をもつ台湾の銀行から取引を停止されていた。また、先週末もタイのバンコク銀行が仮想通貨取引所の口座を停止したばかりだ。インドでも同様のことが起こっている。

 さらにDCGは投資先のサークルがポロニエックスを買収したことにも言及し、「仮想通貨界最大のM&A案件」を通して「DCGの投資先会社になった」と喜びを露にしている。

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