2021年、アスリートや政治家が仮想通貨で給与を受け取ること選択し、話題になった。現在、若い才能ある人材を集めるため、企業側は仮想通貨による給与を提供し始めている。

CNBCの記事によると、若い才能が仮想通貨で給与を受け取る2つのケースを挙げている。大学生のスティーブン・ゲリッツ氏は、テック系スタートアップでパートタイムで働いており、アーティストのティヤナ・ブラウン氏はデジタルアートを売ることでイーサ(ETH)を受け取っている。

ゲリッツ氏によると、仮想通貨の価格変動により、現金で稼ぐよりも多くの収入を得ている。ただし、常に価格が上昇しているわけではなく、価格が上がれば喜べるが、逆の展開になれば楽しみが終わってしまうと、同氏は語っている。同氏の場合、生活費はほかの収入でカバーしているので、自分の仮想通貨を投資とみなしている。

一方、29歳のブラウン氏はRaribleでデジタルアートを販売している。対価としてETHを受け取っているが、ブラウン氏は長期的により良い結果をもたらすと考えている。ブラウン氏はまた、「貧乏な芸術家」という言葉を過去のものにしたいとも語っている。

2021年、多くのアスリートが仮想通貨で報酬を受け取ることを選択した。8月、サッカー界のスターであるリオネル・メッシ選手がパリサンジェルマンとの契約でファントークンを受け取った。11月、ナショナルフットボールリーグ(NFL)のオデル・ベッカム選手と、アーロン・ロジャーズ選手が、年俸をビットコインで受け取ることになった。

また米国でも政治家がビットコインで給与を受け取ることを宣言している。マイアミ市のフランシス・フアレス市長や、ニューヨーク市のエリック・アダムス市長タンパ市のジェーン・キャスター市長は、BTCで給与を受け取ると述べていた。