フロリダ州の「Bitcoin & Blockchain Summit」に参加した複数の関係者によると、フロリダ州タンパ市のジェーン・キャスター市長は、給与をビットコイン(BTC)で受け取り始めることを発表した。

キャスター氏がこの発表をしたのは金曜日午前、2日目を迎えたサミットでのことだ。このイベントはタンパ市の市街地にあるアマリー・アリーナで開催されており、参加者によると、市長へのBTCの支払いには仮想通貨レンディングプラットフォーム「セルシウス・ネットワーク(Celsius Network)」が利用されるという。

このニュースは瞬く間にツイッターの仮想通貨界隈で広まり、ビットコイン伝道師であるアンソニー・ポンプリアーノ氏は、米国では計4人の市長が給与の少なくとも一部をBTCで受け取るようになったと指摘した

キャスター氏の決断は、市長として初めて給与の一部をビットコインで受け取ると表明したマイアミ市のフランシス・スアレス市長の影響を受けたものと思われる。新たに選出されたニューヨーク次期市長のエリック・アダムス氏もすぐに追随し、最初の3回分の給料を仮想通貨で受け取ることを発表した

スアレス氏とアダムス次期市長は、それぞれの都市を仮想通貨のハブにすることを表明している。アダムス氏は当選後、ニューヨーク市を「仮想通貨業界の中心地」にすると宣言している。