ニューヨークの新市長に選ばれたエリック・アダムズ氏は、ビットコインで最初3回の給与を受け取るつもりであることをツイッターで明らかにした。来年1月に就任した後、ニューヨークを「仮想通貨業界の中心地」にするという計画をアダムズ氏は打ち出している

仮想通貨に対するアダムズ氏の政策的支持の声明は、ビットコイン支持者のアンソニー・ポンプリアーノ氏の「ビットコインで給与を受け取る最初の政治家は一体誰になるのか?」というツイートに応える形で出てきたものだ。

今週初めに再選されたマイアミ市長のフランシス・スアレス氏は、これに対してビットコインで次の給与を受け取る予定であると返信した。

これを受け、ニューヨークのアダムズ氏は、自分も同様に給与をビットコインで受け取るつもりであるとツイートした

「市長になったらビットコインで最初3回の給与を受け取る。NYCは仮想通貨業界やほかの急成長している革新的な業界の中心地になるだろう!」

米国で最初に仮想通貨で給与を受け取る政治家になるための競争は、マイアミとニューヨークとの間でどちらが米国での仮想通貨のハブになるかの競争を反映している。アダムズ氏は、市長選の勝利演説の中でニューヨークを「ビットコインの中心地」にすると宣言していた。

11月3日のブルームバーグとのインタビューで、アダムズ氏は「私たちの街でビットコインと仮想通貨の成長を妨げているものを見てほしい」と述べた。こういったビジネスを難しくするものを改革し、ビジネスに優しい都市にすると語っている。

アダムズ氏はまたマイアミコインについて「非常にうまくやっている」と言及し、友好的な競争をする考え示した。

ニューヨークでは米国内でも最も厳しい仮想通貨規制がいくつかある。ニューヨークを拠点とする仮想通貨アナリストのスティーブ・チェン氏は、新しい市長のもとで、2015年から続くビットライセンスなどの規制が修正されることを期待していると、コインテレグラフに語っている。

ニューヨークでは2015年6月からビットライセンス制度が導入されている。これは、仮想通貨の送金、購入、売却、交換、または発行に関わる企業すべてに適用される。