英国で仮想通貨の先物取引を手がけるCrypto Facilities(クリプト・ファシリティーズ)の取引量が急増している。コインデスクが5日に報じた。先月、クリプト・ファシリティーズは米国の仮想通貨取引所クラーケンに買収されており、今回の取引量急増の背景にあるとみられている。

記事によると、クリプト・ファシリティーズ担当者が、クラーケンに買収されて以来、取引量が500%以上増えたと明かしたそうだ。この担当者は「クラーケン買収が追い風になったのは明らか」とし、とりわけクラーケンがビットコインキャッシュやライトコインの流動性が高いことから、そこからの流入があったのではないかとみている。

先月4日クラーケンはクリプト・ファシリティーズを買収したことを発表。仮想通貨業界の中からは「今年最大のディール」という声も出ていた。

クリプト・ファシリティーズは、2015年に設立。英国の金融行動監視機構(FCA)に登録されており、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)、ライトコイン(LTC)やビットコインキャッシュ(BCH)の先物取引を行っている

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版
原文 Crypto Futures Provider Volumes Increase 500 Percent After Acquisition by Kraken