仮想通貨レンディング・プラットフォーム「Cred(クレド)」は、NBAプロバスケットボール選手かつ起業家のスペンサー・ディンウィディー氏と提携した。同氏のファン対象の特設ページを3月20日から開設しており、ステーブルコインで利息を得られるという。
Credの顧客は、保有するステーブルコインや仮想通貨を貸し出すことで利息を獲得可能で、同社は年利最大10%とうたっている。また、同社を介し仮想通貨を企業などにも貸し出し可能だ。同社サイトによると、資金は「リテールの借り手や実績のある資金運用者など、様々な顧客への貸し出しや取引に使われている」という。
今回の提携による収益の一部は、社会的経済的に恵まれず学業不振・問題行動・虐待などの危険にさらされている青少年に対して、大学奨学金を提供するディンウィッディー・ファミリー財団に寄付される。
今回の提携は、ディンウィディー氏のファンをターゲットにしており、ステーブルコインで利息を得られるという。今回の発表についてディンウィディー氏は次のようにコメントした。
「このパートナーシップは重要だ。私のファンは、デジタル資産で利息を得ながら仮想通貨とブロックチェーンの力を学べる」
クレド広報は、パートナーページが、プラットフォームにアクセスする唯一の方法だとコインテレグラフに対し強調した。
ディンウィディー氏のパートナーページを介した最高金利は、クレドのLBAトークンを利用しない場合ビットコイン(BTC)が6%、ドルペッグのステーブルコイン「トゥルーUSD(TUSD)」は8%となっている。Credプラットフォームでは、少なくとも6ヵ月間以上資産を貸し出す必要があるものの、法定通貨か仮想通貨のどちらかで利息が毎月支払われる。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン