ビットコイン創設者を自称するクレイグ・ライト氏が、コインテレグラフのインタビューに答え、最近のビットコインSV高騰とビットコインSVの成功について全く関係がないという見方を示した。
「ビットコインSV高騰とビットコインSVの成功はどのくらい関係があるか」という質問に対してライト氏は、「完全に0だ」と発言。次のように続けた。
「投機をする人々は全く何も分かっていない。完全なる大バカ者だ」
現在ビットコインSVを率いるライト氏は、現在フロリダ州の裁判所で110万BTCの取り分を巡ってかつてのパートナーであるクレイマン氏の親族と争っている。現在の焦点は、ライト氏が110万BTCアクセスに必要な秘密鍵を入手できるかどうかだ。
秘密鍵を手に入れたかどうかをめぐる報道が相次いだことを受け、投機家の思惑からビットコインSVが乱高下していると見られている。
110万BTCの秘密鍵は?
「なぜ秘密鍵を持っていないのか?」という質問に対してライト氏は、「前にも言ったようにこれは段階的なプロセスだ」と主張。「私は秘密鍵を持っていない。我々の信託が持っている。すまないね」と述べた。「なぜ自分が信託にならなかったのか?」との質問に対しては次のように回答した。
「なぜなら私は賢いからだ。もし私が信託だったら人々が私に強制的にコインを移動するように仕向けるだろうからね。(中略)私の資産を差し押さえることもできてしまう」
「ではいつ秘密鍵をあなたが手に入れるのか?」という問いに対して、ライト氏は「分からない」と発言した。
「信託は私に秘密鍵を渡さないだろう。信託だからね。会社だ。私に秘密鍵を渡すように元々私が構築しなかった。(中略)ただ今後秘密鍵を手に入れることを望んでいる。99.9999とさらにもうちょっと9を付け足した%の確率で私は自身のBTCとその他をコントロールしている自信がある」
さらにライト氏は、私は110万BTCを資産として持っている証拠があると主張。「非公開通達 (Private Binding Ruling)を行い、ビットコインのことを誰も知らなかった当時、税務署でビットコイン資産の申請を行い320万ドルの税金を払った」とし、「それが証拠と呼ばれるだろう」と述べた。
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