仮想通貨取引所コインチェックは15日、大口取引の顧客を対象としたOTC(店頭)取引の対象に仮想通貨イーサリアム(ETH)リップル(XRP)を追加した発表した。コインチェックは今月1日よりビットコイン(BTC)を対象としたOTC取引を開始している

取引対象額は、ビットコインは20BTC(約1100万円)~、イーサリアムは500ETH(約940万円)~、XRPは25万XRP(約900万円)~となっている。

取引場所はコインチェック(WEB)上で、取引時間は平日10:00~15:00。「大きな金額の仮想通貨を一括で素早く取引することが可能」で「魅力的な価格での取引が可能」という。

買い手と売り手が直接取引をするOTC取引は、その流動性の高さから海外では機関投資家の間で人気がある。米仮想通貨決済企業サークルは、2018年のOTC取引の取引高が240億ドル(約2兆5900億円)だったと発表。米国最大の仮想通貨取引所コインベースも、機関投資家向けにOTCトレーディングデスクを設立している

最近は、OTC取引と仮想通貨相場の関係も注目されている。

カンバーランドは、先日ビットコインが1時間で20%以上急騰する前に、1000BTC(約5億5000万円)以上の大口OTC取引が10回以上あったことを明かした。