ビットコインの価格上昇に伴い、仮想通貨取引所コインベースの株価が1週間で37%上昇した。アナリストは、同社が木曜に発表する第4四半期の業績が好調な数字を示すと予想している。
マーケットウォッチの集計データによると、アナリストのコンセンサスは第4四半期のコインベースの収益が第3四半期から約22%増の8億2500万ドル(約1239億円)になると見込んでいる。
この増収の一因は、取引高の増加にあると予測されており、アナリストたちは第3四半期の760億ドルから第4四半期には1427億ドルにほぼ倍増すると予想している。また、コインベースの第4四半期の1株当たり利益は0.02ドルになると予想されており、第3四半期の1株当たり0.01ドルの損失から上向くことが予測されている。
$COIN Earning is tomorrow, everyone including myself is trying to estimate as close as possible. So we zoomed in and tracking volume, asset price and etc.
— CBduck ️ (@CoinbaseDuck) February 14, 2024
I think it’s good time to step back and look at how Coinbase has evolved from 2021 to 2023 pic.twitter.com/VN4pCyh5p8
コインマーケットキャップのデータによると、ビットコインの価格は過去7日間で16.3%上昇している。
2月13日には競合取引プラットフォームのロビンフッドが第4四半期の収益増加を発表し、これも仮想通貨取引収益の増加によるものだった。ロビンフッドの第4四半期の収益は前年比24%増となっている。
しかし、コインベースが2024年に勢いを維持できると確信しているわけではない。
1月22日の投資家向けメモで、JPモルガンのアナリストは、現物型ビットコインETFの出だしは「期待外れだった」とし、コインベースの株価が2024年に下落すると予想している。それでも、1月11日から2月2日にかけてグレイスケールのGBTCから約60億ドルが流出するなど現物型ビットコインETFは最初の数週間は不安定だったが、ここ数日で純流入が大幅に増加している。

2月13日には、ブラックロックのIBITが4億9300万ドルの流入を記録し、同日には10のETFが合計で6億3100万ドルの純流入を見せた。コインベースは、ブラックロック、iシェアーズ、ヴァルキリーなど8社の現物型ビットコインETFプロバイダーのカストディアンを務めている。
コインベースのもう1つの焦点は、進行中の米証券取引委員会(SEC)との訴訟だ。仮想通貨を専門とする弁護士ジェームズ・マーフィー氏はコインテレグラフマガジンに対し、「コインベースは訴訟に勝つだろう。SECは間違っている。二次市場のトークンが投資契約だとするケースを作ろうとしているが、それは正しくない」と語っている。コインベースは2023年6月に未登録証券を販売したとしてSECから訴えられた。

一方、仮想通貨セクター全体の上昇により、多くの上場仮想通貨企業の株価が支えられており、コインベースの株価は14%上昇している。2月13日にはビットコイン(BTC)が5万ドルを超える急騰を見せた。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン