米仮想通貨取引所コインベースは、BNBチェーンやポリゴンという同プラットフォームがサポートしていないブロックチェーンに誤送金された資産を回収できるようになる。
2月27日の発表によると、BNBチェーンまたはポリゴンのコインベースアカウントに資産を送信したユーザーは、トランザクションIDとコインベースウォレットのアドレスを提供するだけで、資産を回収できるようになる。
「これまで、これらの資産は回収不可能であった。その理由は、従業員やサポートチャンネルがこれらの取引を逆転させるために必要な秘密鍵へのアクセス権を持っていなかったからだ」という。100ドル未満の資産については、コインベースによる回収努力に手数料はかからない。しかし、その額を超える仮想通貨を回収するには、5%の手数料がかかる。
創設以来、コインベースの回復ツールは、イーサリアムブロックチェーンから1億6000万ドル相当の失われたデジタル資産を回収してきた。現在、BNBチェーン経由でコインベースに誤って送信されたERC-20トークンが約3000個、ポリゴン経由で送信されたトークンが約800個ある。
コインベースは「この機能の範囲を拡大し、追加の資産やネットワークに対応するために継続的に調査している」とした。しかし「サポートされていない資産の回収には技術的な複雑さが伴うため、将来特定の資産が回収可能になることを保証できない」とも付け加えている。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン