英リバプール市のスティーブ・ロザラム市長は、フードデリバリーサービスのPeeplに70万ポンド(約1080万円)の投資を行ったと発表した。
このサービスは、現地のレストラン向けへのフードデリバリー大手の代替手段として機能することを目的としている。Peeplは、Fuseブロックチェーンを実装している。これは地域社会に利益をもたらすように設計されたFuseのオープンソースツールキットの最初の主要アプリケーションだという。
Peeplはその技術とパートナーシップを通じて、フードデリバリープラットフォームが通常請求する手数料を最大50%節約できると主張している。さらにPeeplのプラットフォームは、Peeplトークン(PPL)の形で、各注文分に対して5~10%の還元を行うとしている。ただし少なくとも4~5年間はネットワーク内でロックされることになるという。
そのウェブサイトによると、開発者は2025年までPPLトークンの価格とロックすることを提案している。PPLトークン所有者はネットワークのガバナンスに参加することもできる。
リバプールのロザラム市長は、Peeplに対してこれが現地のビジネスとコミュニティをディスラプトし、デリバリーの配達者やレストランに公平性をもたらすことができると述べている。
Peeplの共同創設者兼CEOであるレオン・ロシター氏は「価値観や法律の変化に加えて、ブロックチェーン技術の進歩は私たちが住む地域の経済に新しいビジネスモデルが可能であることを意味する」と述べている。