中国政府傘下の組織による最新の仮想通貨ランキング(11回目)が22日に公表された。トップ3に変動はなかった。
中国の工業情報化部傘下のシンクタンク、電子情報産業発展研究院(CCID)が手掛ける中国仮想通貨ランキング。前回の10回目と同じく、首位はEOS、2位はトロン、3位はイーサリアムだった。時価総額首位のビットコインは前回から2ランク下げ、15位だった。
CCIDは昨年6月以降、このランキングを発表しており、「基本的な技術、アプリケーション、革新性」の3点を評価しているという。
既報の通り、EOSに対しては一部のブロックプロデューサーが力を持ちすぎており、そのブロックチェーンは過度に中央集権的ではないかという見方が出ている。
また、2つの大手仮想通貨取引所、フォビグローバルとOKExが、トロンを基盤にしたテザー(USDT)へのサポートを発表した。ステーブルコインのテザーは、価値を判定させるために必要な米ドルを十分準備金としてもっているかをめぐり、疑惑の声が出ている。
さらにイーサリアムは、北朝鮮の反体制グループの資金調達に使われている。
翻訳・編集 コインテレグラフ日本版
原文 China’s 11th Crypto Rankings: EOS First, TRON Second, Ethereum Third, Bitcoin Fifteenth