21日のビットコイン(BTC)円は1670万3998円から取引が始まった。東京時間は上げ渋る展開で始まると、中盤にかけて戻り売りが優勢となり1630万円周辺まで水準を下げた。一方、金(ゴールド)相場に利益確定売りが入る中、海外勢参入後のBTCは下げ幅を奪回すると、米国時間序盤には上値を伸ばす展開となり、ショートカバーを伴って1730万円まで戻した。しかし、その後買いは続かず、終盤にかけて上げ幅を縮小すると、今朝方には1660万円を割り込み、結果的にBTCは上に往って来いとなった。終値は1647万8270円となり、ドル建てでは節目11万ドル(≒1668万円)の維持に失敗。日足では長い上ヒゲをつけ、上値の重さを印象付けた。
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著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト 英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。