中国政府、ブロックチェーンで新組織設置へ 国内の標準化推進

 中国工業情報化部は23日、ブロックチェーン技術の開発と標準化を推進に向けた目標を記した文書を公表した

 公表された文書の冒頭には、「国家ブロックチェーン分散型会計技術標準化委員会」の設立推進が掲げられ、この委員会が「ブロックチェーン関連のアーキテクチャ、データフォーマット仕様、相互運用性およびスマートコントラクト」における標準化を推進していく旨が記載されていた

 さらに文書では、新たな委員会が「国外での」基準の作成と提案を推進していくことにも言及しており、ブロックチェーン技術における国際基準の策定に参画するとみられる

 また工業情報化部はこの文書の発表前日に、中国の産業部門におけるブロックチェーン技術の利用に関するフォーラムを開催したと発表し、ブロックチェーン分野について引き続き検討を行っていくという

 コインテレグラフは3月上旬に、政府系団体の中国投資協会が「ブロックチェーン投資開発センター」の設立を計画していることを報じた。リークされた文書に書かれたブロックチェーン・イノベーション計画には、国内外の人材や資源の交流のほか、中国のブロックチェーンプロジェクトへの投資、国外投資の呼び込み、ブロックチェーンの国際フォーラムの主導などが盛り込まれている。ある中国政府職員によると、ブロックチェーンの国際サミットが18年5月に中国で開催される可能性があるという。

 中国政府は仮想通貨に対して強硬路線を取る一方、その基盤となるブロックチェーン技術については歓迎姿勢のようだ。中国銀行は2月、ブロックチェーン技術を用いたシステムのスケーリングを解決する方法を特許申請した。中国の小売最大手の京東商城(JD.com)は、国外のブロックチェーンプロジェクトを誘致するための起業支援を始めた。

  • フォローはこちら: