グーグルでの「Buy Bitcoin(ビットコインを買う)」の検索数が世界的に増加している。特に英国では先週比で800%以上の増加が見られた。
Cryptogambling.tvの調査によると、「Buy Bitcoin」という検索語が英国で7日間で826%増加したという。また、ビットコインの購入に関連する検索も世界的に増加している。

Cryptogambling.tvの広報担当者は、「英国でのBuy Bitcoin"の検索急増は、伝統的な金融機関のデジタル資産への関与が増えていると相まって、仮想通貨の復活を示唆している」と語った。
英国のユーザーが最も多かったが、世界中のウェブユーザーからのビットコイン購入に関する検索も目立って増加している。
Google Trendsのデータによると、米国のユーザーから「Should I buy Bitcoin now?(今、ビットコインを買うべきか?)」という検索が250%以上増え、「Can I buy Bitcoin on Fidelity?(Fidelityでビットコインを買うことはできるか?)」というより専門的な検索が先週比で3,100%以上増加した。
さらに広範囲に見ると、「Is it a good time to buy Bitcoin?(ビットコインを買うのは良いタイミングか?)」という検索語が先週比で全世界で110%増えた。一方、「BlackRock Bitcoin ETF(ブラックロックビットコインETF)」の検索は250%増え、ブラックロックの現物型ビットコインETFへの関心が高まっていることを示している。ブラックロックなどのビットコインETFは現在、承認待ちとなっている。
この検索急増は、過去2週間でビットコインの価格が急騰したことが背景にある。ビットコインは10月24日に一時3万5000ドルを超えた。これは2022年5月以来初めてのことだ。
価格上昇を招いたのは、現物型ビットコインETFの承認への期待感だ。多くの専門家はこれが機関投資家の資金の新たな流入につながると考えている。ブルームバーグのシニアETFアナリストのエリック・バルチュナス氏とジェームズ・セイファート氏は、来年1月10日までに承認される確率を90%と見積もっている。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン