ブロックストリームが主導するビットコインのサイドチェーン「リキッド(Liquid)」が、ビットコイン支払い処理ソフトである「BTCペイサーバー」のサポートを開始した。ブロックストリームが15日のブログ投稿で発表した。
リキッド上で発行されているリキッド・ビットコイン(L-BTC)や、ステーブルコインのリキッド版テザー(USDT)をBTCペイで使えるようになる。
リキッドの特徴は取引の機密性を保ちつつ、ビットコインのネットワークよりも迅速に決済できることだ。
ブロックストリームのCSO(最高戦略責任者)のサムソン・モウ氏は、今回の発表の中でも、BTCペイを使うユーザーに機密性や決済の迅速性で恩恵があると強調した。
ビットコインのネットワークでは、トランザクションを承認するためには10分以上かかることになる。リキッドネットワークでは1分でブロックを生成し、2分で決済を完了させることができる。
ステーブルコインのテザーは昨年7月からリキッド上でテザーを発行している。
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