米決済企業スクエア、仮想通貨ビットコインのオープンソースプロジェクトへの支援開始 第一弾でBTCペイに10万ドル助成

米モバイル決済企業スクエアの仮想通貨部門「スクエア・クリプト」は、仮想通貨ビットコイン関連の開発を支援するため、「BTCペイ・ファンデーション」に助成金を提供した。助成金提供は今回が初。スクエア・クリプトは、オープンソースのビットコインプロジェクトを支援するため、今後も助成金提供を続けていくとしている。

助成金は10万ドル(約1080万円)。BTCペイ・ファンデーションは、オープンソースの仮想通貨決済ソフトウェア「BTCPay Server」を手掛けている。

スクエア・クリプトは、BTCペイを「オープンソースのビットコインプロジェクトに関して、私たちが愛するすべてを体現している」と称賛する。

「(BTCペイは)コミュニティの理想を例示している。店舗がビットコインを導入し、秘密鍵を管理し、コインを自己検証できるようにすることで、ビットコインの採用を促進するものだ。またユーザーエクスペリエンスを犠牲にしたり、信頼できる第三者を必要とせずに、ビットコインのために強力な現実世界のためのアプリケーションを作成している」

BTCペイは、今回の助成金を「ビットコインのセキュリティ、スケーラビリティ、プライバシー、ユーザーエクスペリエンス、もしくは機能性を向上させる無料のオープンソースソフトウェア開発のために」使うことができる。

「マネーの未来への投資」

スクエア自身も決済を手掛ける企業だ。仮想通貨決済のプロジェクトを支援するのは、ライバルを応援しているようにも見える。その点について、スクエア・クリプトは、助成金提供の取り組みについて、次のように説明している

「誰もがオープンソースの恩恵を受け、多くの場合、形が無い利益を得ている。そしてビットコインのユビキタスが拡大すれば、既存の決済企業はそれに適応するか、取り残されるかを選択しなければならない。スクエアは変化を受け入れ、適応することを選んだ。これは競合他社への投資ではなく、マネーの未来への投資だ。そしてそれはスクエアにとっても利益となる」

スクエアは、ビットコイン支持者として知られるジャック・ドーシー氏がCEOだ(ツイッターCEOと兼務)。8月の決算説明会では「ビットコイン、愛してるよ」とまで発言している。

ドーシー氏は、ビットコインがインターネットの「ネイティブ通貨」になるというのが持論だ。ただ最近のインタビューでは、「まだ通貨として機能していない」とし、「通貨としてもっと使いやすく、アクセスしやすいようにする必要がある」と強調した

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