大手ブロックチェーンテクノロジー企業のブロックストリームが、ビットコイン(BTC)マイニングSTO(セキュリティ・トークン・オファリング)の6回のトランシェを完了し、合計3090万ユーロ(3600万ドル)を確保した。

ブロックストリームは木曜、ビットコインのマイニングに特化したセキュリティトークン「ブロックストリーム・マイニング・ノート(BMN)」の6回目のトランシェで、1390万ユーロ(1610万ドル)を調達したことを発表した

発表によれば、この最新の資金調達はブロックストリームがこれまでに発行してきたトランシェの中でも最大であり、個人投資家や機関投資家からの関心が高まっていることを示している。今回の資金調達によってBMNの総供給量は122を超え、投資家の総数は70人に達した。

ブロックストリームは3月にBMNセキュリティトークンを正式に導入し、米国以外の適格な投資家に対して、ビットコインをマイニングしたり、ビットコインマイニング株へ投資したりする代わりに、BMNの関連ハッシュレートを使ってBTCをマイニングする、代替手段を提供している。ビットコインのリキッドサイドチェーン上で発行されたそれぞれのBMNシリーズ1は、ブロックストリームのエンタープライズグレードのマイニング施設で採掘されるビットコインのハッシュレートの、1秒あたり最大2000テラハッシュを投資家が利用できるようにしている。

BMNトークンは他の適格な投資家と取引することができ、21年7月~24年7月の3年の保管期間の満期時に、BMN保有者に対して関連するBTCが引き渡される。