カナダに拠点を置くブロックチェーン企業ブロックストリームは29日、同社のマイニング生産に裏付けられたセキュリティトークンの立ち上げを発表した。
これは、ビットコインマイニング株への投資に代わるものを提供し、米国以外の資格のある投資家に、ブロックストリームマイニング債(BMN)というセキュリティトークンを介して、ビットコインマイニングへのエクスポージャーを提供する。BMNは、ブロックストリームのマイニング施設から毎秒2000テラハッシュのハッシュレートを表す。
BMN用にマイニングされたビットコインは3年間はコールドストレージに保管され、その期間が終わった後に最終的なトークン所有者に分配される
See https://t.co/W6zlfDQRpq some more details (BMN is available to non-US qualified investors)
— Adam Back (@adam3us) March 31, 2021
BMNのセキュリティトークンオファリング(STO)は、欧州のデジタル資産マーケットプレイスであるSTOKERで行われる。セキュリティトークンの最初のトランシェは4月7日から提供され、価格はそれぞれ約24万ドルであり、これが最小投資額となる。
"BMN will entitle its holders to hash rate produced by #Bitcoin miners at #BlockstreamMining colocation facilities around the globe. As a security token, $BMN is subject to certain regulatory requirements and provides investors with legal recourse and high-level transparency." ⛏️ https://t.co/n9HyuWFTpF
— Blockstream (@Blockstream) March 30, 2021
ブロックストリームのウェブサイトで公開された発表の中で、アダム・バックCEOは、マイニングインフラへの投資と比較して、セキュリティトークンのエクスポージャーを獲得することの利点を強調した。
「取引可能なトークンとしてマイニングをパッケージ化することで、BMNは物理的なマイニングインフラへの投資よりも柔軟性を高めることになる。投資家は、流通市場でBMNを取引することにより、ビットコインマイニングへのエクスポージャーをより簡単に調整できるようになる」
「ビットコインのプルーフ・オブ・ワークへの投資家参加を拡大させることで、BMNはビットコインのセキュリティと検閲への抵抗性も強化する。これは投資家とネットワークの双方にとってメリットがある」と述べている。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン