仮想通貨取引所ビットメックスのアーサー・ヘイズCEOは、「ブローオフトップは近い」と発言し、ビットコインが急落すると予言している。
Futures basis at local highs. Spot is creeping up. The blow off top seems nigh. pic.twitter.com/gQIcHSfpoM
— Arthur Hayes (@CryptoHayes) January 29, 2020
ブローオフトップとは、取引量が急増し、価格が上昇した後に急落する現象だ。
ビットコインは日本時間午前に9400ドル台にまで急騰し、日本円でも100万円台に回復した。現在は9300ドル台で推移している。
今回のビットコイン上昇については、中国の新型ウイルス肺炎の流行を受け、安全資産として資金が流入したというシナリオがささやかれている。
ただ著名投資家のアレックス・クルーガー氏は、コロナウィルス報道と中国株、ビットコイン価格の推移を分析し、ビットコイン価格の直接の上昇要因ではないと指摘。ただリスクオフの安全資産として機能するという市場関係者の思惑から上昇したと分析している。
ビットコインが強気相場に入ったかどうかでは意見が分かれている。
ブルームバーグはビットコインの9000ドル回復は「テクニカル的にできすぎで速すぎ」とも報じ、8500ドルまで下落する可能性があると指摘している。
一方、著名テクニカルアナリストのアレッシオ・ラスターニ氏は、テクニカル的にビットコインは強気相場に入った可能性があると述べている。
出典:Coin360 過去24時間のBTC/USDチャート
ビットコイン上昇とともに、ほかのアルトコインでも価格は上昇している。特に値上がりが大きいのはイーサリアムクラシック(ETC)は過去24時間比で18%近く上昇、トロン(TRX)は12%近く上昇している。
出典:Coin360
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