あるテクニカル指標がビットコインの強気相場再開を示唆している。著名テクニカルアナリストのアレッシオ・ラスターニ氏が28日に指摘した。
同氏が注目したのは、センチメントトレーダーのジェイソン・ゲパード氏が開発した「極端な楽観(Extreme Optimism)」と「極端な悲観(Extreme Pessimism)」という指標だ。この指標は一般的には「逆張り」指標として機能。「極端な楽観」の時は弱気シグナル、「極端な悲観」の時は強気シグナルと考えらえれる。
実際、去年10月末に「極端な楽観」に到達した際にビットコインも急騰したが、1週間ほどで厳しい調整が訪れた。また去年8月や7月に「極端な楽観」を突破した後も、相場は急反落している。
ただ、ラスターニ氏は、この指標には1回だけ例外があると指摘。昨年4月に5000ドルを突破した際にも「極端な楽観」に達したが、その後相場は上昇を継続。「1回だけビットコインが『極端な楽観』を無視することがある。それは、強気相場が始まる時だ」と同氏はみている。
今年1月14日にビットコインが急騰した際、ビットコインは再び「極端な楽観」を突破した。それから2週間ほど経ってビットコインは再び200日移動平均線を回復。ラスターニ氏は、「今回はビットコインが『極端な楽観』指標を無視した可能性がある」と主張した。