仮想通貨取引所ビットフィネックスは1億ドル(約108億円)分のローンをテザー社に返済した。ビットフィネックスは2019年、テザー社から7億ドル(約756億円)のローンを借りていた。

テザー社は、米ドルと連動するステーブルコインであるテザー(USDT)を発行している。

ビットフィネックスは昨年、提携先でパナマに拠点を持つ決済企業クリプトキャピタルにおける8億5000万ドル(約920億円)の損失を補填するためにテザー社から融資を受けた。

以前、ビットフィネックスは1億ドルの返済をしたと発表。今回と合わせて2億ドル分が合計で返済されたことになる。

ビットフィネックスとテザーは昨年4月にニューヨークの司法長官からテザーによる損失補填で訴追されている。ビットフィネックスは反論し、ビットフィネックスの株主も「陰謀論だ」と批判している。