ビットコインSV(サトシ・ビジョン)は4日、ハードフォーク「ジェネシス」を実行した。ブロック620539でハードフォークが確認された。
今回のハードフォークでは、スケーラビリティの向上やビットコインが「本来持っている」プロトコルの実行、プロトコルの安定の3点を目的とした。
特にこれまでに1秒間に1000だったトランザクション処理件数を撤廃。スケーラビリティを向上させる。これによって、「大規模なアプリケーション」を構築できるようになるという。さらに「ビットコイン本来のプロトコル」を実行することでスマートコントラクトの機能を実行できるようになり、イーサリアムと競合できる可能性があるという。
更新されていないノードも
ビットメックス・リサーチは4日、ジェネシスの実装後、1時間ほど後にハードフォークようにアップグレードされておらず、更新されていないノードがあることを指摘。さらにハードフォークから数時間後に以前のチェーンが「1ブロック分拡張された」ことを報告した。
コインデスクがBSV側に確認したところ、これは「永続的なチェーン分岐」ではなく、ただ、「ソフトウェアをジェネシスにアップデートしなかった」マイナーによるものだと説明。今回ハードフォークしたチェーンが最長のチェーンとなることを指摘した。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン
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