ビットコインの勢いが止まらない。26日10時45分ころに1万ドルの大台を軽々と突破した。仮想通貨業界からは、「サンキュー、チャイナ」という声が出ている。
(出典:Coin360「ビットコイン/米ドル(1日)」10月26日10時45分時点)
過去24時間で40%近い上昇、10時間で2500ドル以上のプラスだ。1万ドル回復は9月23日ぶり。1日のリターン額としては2011年5月11日以来で4番目の大きさだという。
ファンド・ストラットのトム・リー氏は、「どうやら10月25日はビットコインにとってベストな10日間のうちの1日だったようだ」と述べた。リー氏によると、歴史的にビットコインは1年のうちのたった10日間で年間を通したプラス分を生み出している。
「サンキュー、チャイナ」
仮想通貨業界からは、中国の習近平国家主席を賞賛する声が止まらない。
仮想通貨アナリストのアレックス・クルーガー氏は、「習主席は新たな仮想通貨の父だ」と述べた。中国の習主席は、ブロックチェーンを技術革新の中心に据えると発言していた。
【関連記事:ビットコイン復活はチャイナ効果?習近平発言の真の意図とは…】
ジョセフ・ヤング氏は、ビットコイン暴騰の背景には「チャイナ効果+ビットメックスでのショートポジション解消+バックトに対する投資家心理の変化がほんの少し」と分析している。