ビットコイン先物の人気が止まらない。

仮想通貨データ企業スキュー・マーケッツによると、ビットコイン先物の建玉が年初から60%も上昇した。

Bitcoin futures open interest (exchanges only)

(出典:Skew Markets「ビットコイン先物 建玉」)

建玉は、「ロング」や「ショート」などトレーダーがプラットフォーム上で持っているポジションの総数を表す。建玉が多いほど、投資家の長期的な関心が高いことを示すと考えられている。

とりわけ需要が集まっているのは、100倍レバレッジが人気のビットメックスと中国系のOKEx。双方とも10億ドル(約1090億円)を超えている。取引所全体の建玉は40億ドル(約4360億円)を超えた。

同じく、仮想通貨デリバティブ取引所のデリビットは、ひと月あたりのビットコイン先物オプションの出来高が70%急増していることを確認した

ボラティリティに警戒を

ビットコインが1万ドル回復を目指す中で、ボラティリティ(変動幅)を警戒する声も出ている。

コインテレグラフのマーケットアナリストであるスコット・メルカー氏は、「ビットメックスの建玉が10億ドルをつける中、ボラティリティが高まることはほぼ間違いない」と指摘した

「長い間、9400ドルにとどまっている訳はない。次の動きは大きいだろう。そして、比較的すぐにやってくるだろう」

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン