ビットコイン 7000ドル回復できず 「組織的な仮想通貨相場操縦」報道の影響も?

 6日の仮想通貨相場は、ビットコイン(BTC)が7000ドル回復に失敗する一方、主要アルトコインもマイナスが目立った。ビットコインが低調な背景には、「トレーディング集団」が組織的に相場操縦をしているのではないかというウォール・ストリート・ジャーナルの報道があるといった見方も出ている。

Market visualization from Coin360

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 ビットコインは、執筆時点で6974ドルで推移していて、24時間で1.17%の下落。何度か7000ドル回復を試みて一時は7127ドルまで上昇したが、持ちこたえられなかった。過去1週間でみると、14%以上のマイナスで、月間で見るとほぼ5%のプラスとなっている。

 ビットコインの伸び悩みの一因とされているのは、「トレーディング集団」が組織的に相場操縦をしているというウォール・ストリート・ジャーナルの報道。CNBCは、こうした価格操作こそ、米国証券取引委員会(SEC)がウィンクルボス兄弟のビットコインETF(上場投資信託)を拒否した要因だとして、仮想通貨取引所に対する規制が行き届いていないことが改めて浮き彫りになったと分析している。

 一方、先週末にゴールドマンサックスが7月のレポートで「仮想通貨相場は今後さらに下落する」という見方を確認したことも低調なビットコイン価格の背景にあるという見方もある

Bitcoin’s 24-hour price chart. Source: Cointelegraph Bitcoin Price Index

Bitcoin’s 24-hour price chart. Source: Cointelegraph Bitcoin Price Index

 イーサリアム(ETH)は、安定しない値動きが続いたものの現在は403ドルで取引をしている。先月末の急落の結果、1週間で見ると50ドル以上下落していて11.42%のマイナスとなっている。月間で見ると約13.7%のマイナスとなっている。

Ethereum’s 7-day price chart. Source: Cointelegraph Ethereum Price Index

Ethereum’s 7-day price chart. Source: Cointelegraph Ethereum Price Index

 時価総額トップ10のほとんどのコインは、3%以内の値動きで推移したが、IOTA(MIOTA)のみは6.5%下落して現在は0.85%で取引されている。ブロックチェーンスマホを開発中のシリン・ラボズが、当初計画していたIOTAではなくイーサリアムを基盤にするという報道が3日に出ていた

 一方、イーサリアムクラシック(ETC)は上昇し続けていて、過去24時間で6.3%上昇して18.44%で取引をしている。仮想通貨取引所コインベース が上場させると発表して以降、イーサリアムクラシックは勢いに乗っている。

Ethereum Classic’s 7-day price chart. Source: CoinMarketCap

Ethereum Classic’s 7-day price chart. Source: CoinMarketCap

 仮想通貨市場全体の時価総額は、執筆時点で約2520億ドルとなっている。

7-day chart of the total market capitalization of all cryptocurrencies from CoinMarketCap

7-day chart of the total market capitalization of all cryptocurrencies from CoinMarketCap