大手仮想通貨取引所の1つ、ビットメックスが3億ドル規模の損害賠償訴訟に直面している。ブルームバーグが11日に報じた。

12月4日に米カリフォルニア州の裁判所に提出された訴状によれば、フランク・アマト氏とRGBコイン社は、ビットメックスとその創業者であるアーサー・ヘイズ氏、およびビットメックスの親会社であるHDRグローバル・トレーディングを相手取った訴訟を進めている。

アマト氏は、2015年にビットメックスのシードラウンドの資金調達に参加した投資家の1人だ。ビットメックスの株式を受け取るという前提で3万ドルを投資した。しかし、アマト氏によれば、現時点まで株式の譲渡が行われていないという。

アマト氏は本来受け取るべきだった株式の価値は現在では5000万ドル以上にのぼるとし、ビットメックスなどに対して計3億ドルの損害賠償支払いを求めている。

アマト氏は、リンクドインのプロフィールによると、JPモルガンの元デリバティブトレーダーだ。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン