仮想通貨チャート分析(10月10日):ビットコイン、イーサリアム、リップルなど主要通貨10種

ここに表示された見解および意見は、著者のものであり、必ずしもコインテレグラフの見解を反映するものではありません。すべての投資とトレーディングにはリスクが伴うため、意思決定の際に独自の調査を実施する必要があります。市場データは、HitBTCから提供されています。

仮想通貨相場が落ち着いた動きを見せる中、今週は仮想通貨市場とって不利なニュースが相次いだ。IMF(国際通貨基金)は、仮想通貨の価格と人気が上昇していることに対して懸念を表明。最新のレポートでこの新たな資産クラスの急成長が「世界の金融システムに新たな脆弱性をもたらす」と指摘した。

またプリンストン大学教授などの研究者グループがビットコイン(BTC)のネットワークに対する中国の脅威について分析し、中国はビットコインのネットワークに対して様々な攻撃を仕掛ける能力がある上、それらを実行する動機もあると結論づけた

さらに英国に拠点を持つジュニパーの研究者ウィンザー・ホールデン氏は、英国のEU離脱や米中の貿易戦争などの影響を受けて政府が裏付ける法定通貨への信用が低くなる中、代替手段として仮想通貨はもっと脚光を浴びてもいいはずなのに、ビットコインは復活の兆しを見せていないと指摘。仮想通貨業界は「内部崩壊の危機に瀕している」と警告した。

米調査会社ファンドストラットのテクニカルアナリストであるロバート・スライマー氏が「まだビットコイン(BTC)を買い増す時ではない」とみている。

こうした悲観論は正しいのだろうか?我々のテクニカル分析を見てみよう。

BTC/USD

ビットコインは依然、無風状態が続いている。双方の移動平均線が横ばいでRSI(相対力指数)も中間点をつけている。8日に下降トレンド線を突破する動きがあったが、弱気派によって阻止された。

ビットコイン・アメリカドル(BTC/USD)デイリーチャート

本日、ビットコイン/米ドル(BTC/USD)は幾分弱含む場面もあったが、安値での買い支えが価格を双方の移動平均線の水準に戻した。

ボラティリティが低い時期を越えたら、上げに転じるにしても下げに転じるにしても我々はボラティリティが高まることを予想する。もし上げに転じたら、最初のターゲットである7400ドルを突破し、8450ドルまで上昇するかもしれない。

一方、下げに転じたら、ビットコインは重要なサポートゾーンの5900ドル-6075.04ドルを下回るかもしれない。トレーダーはロング(買い)ポジションのストップロスを5900ドルに置くべきだ。

ETH/USD

イーサリアムは200ドル-250ドルの中間点近くで推移している。このレンジ相場を脱する動きは強気派からも弱気派からも出ていない。

イーサリアム・アメリカドル(ETH/USD)デイリーチャート

イーサリアム/米ドル(ETH/USD)のレンジ相場が続けば続くほど、突破した時の値動きは激しくなる。次の値動きを予想するのは難しいため、UTC(世界標準時間)で250ドルを上回って取引を終了する時まで買いポジションを持つのは控えた方が良い。

一方、下降局面では、もし200ドルを下回れば、過去につけた安値を再び付ける可能性が出てくる。

XRP/USD

リップルは、20日間EMA(青色)を上回ることができなかった。これは、ネガティブな兆候だ。0.45832ドルまでの上昇に対すフィボナッチ・リトレースメントの61.8%値がマイナーなサポートとなっている。その下では、0.4ドルかさらなる安値が見えてくる。

リップル・アメリカドル(XRP/USD)デイリーチャート

短期の移動平均線が横ばいになってRSI(相対力指数)が50を下回ったため、短期的に売り圧力があるだろう。20日間EMA(青色)をすぐに突破しない限り、50日間SMA(赤色)まで下げる可能性が高まる。

リップル/米ドル(XRP/USD)は、0.55ドルより上で強さを見せており、もし0.625ドルを上回った水準で維持できれば、上昇相場が再び始まるかもしれない。トレーダーはストップロスを0.42ドルにおいてポジションを守るべきだ。

BCH/USD

ビットコインキャッシュは、9日に反発に失敗して以降、再び双方の移動平均線の水準まで下がった。

ビットコインキャッシュ・アメリカドル(BCH/USD)デイリーチャート

もし二つの移動平均線を下回るようなことがあれば、再び408.0182ドルまで下げる可能性も出てくる。 BCH/USD は、もし9月11日の安値を下回るようなことがあれば、下降トレンドに入るだろう。トレーダーは、買いポジションのストップロスを400ドルに置くべきだ。

上昇局面では、600ドルを越えたら強気派が勢いを取り戻すだろう。

EOS/USD

EOSは、8日にシメトリカル・トライアングルの突破を試みたが、過去2日間は買いが継続しなかった。もしこのトライアングルを上回った状態で取引を終えられれば(UTCの時間帯で)、6.3ドルと6.83ドルで小さなレジスタンスに直面しつつも9ドルが視野に入ってくる。トレーダーは、ストップロスを前回と同じように4.9ドルで維持した良い。

イオス・アメリカドル(EOS/USD)デイリーチャート

もしEOS/USDが二つの移動平均線を下回ることがあれば、売り圧力が高まるだろう。5.5ドルを下回れば、4.493ドルが見えてくる。

XLM/USD

強気筋は、ステラを0.24987525ドルの直上のレジスタンスより押し上げることはできなかった。弱気筋は過去7日間にわたりサポートとして機能していた20日間EMAを下抜けようと試みるのではないかと、私たちはみている。

ステラ・アメリカドル(XLM/USD)デイリーチャート

0.235ドルを下抜ければ、ステラ/米ドル(XLM/USD)は50日間SMAまで下落、さらに0.21489857ドルまで下がる可能性がある。このサポートが断たれると、ステラは0.184ドルまで下落することになるだろう。したがって、トレーダーは0.21ドルのストップでポジションを守る必要がある。

逆に、強気筋が下降トライアングルの下降トレンドラインを上回り、それを維持できれば、勢いを得ることになるだろう。

LTC/USD

ライトコインは過去6日間で58ドル近辺で取引されている。移動平均線はフラット、RSIは中心のすぐ下に位置している。

ライトコイン・アメリカドル(LTC/USD)デイリーチャート

ライトコイン/米ドル(LTC/USD)のペアは、8月8日以来、49.466ドルから69.279ドルの幅広いレンジで値動きしている。直上のレジスタンスを上抜ければ、新たな上昇トレンドにより、90~94ドルのレジスタンス領域まで上昇する可能性がある。

ライトコインがレンジを下回れば、下降トレンドとなり、年初来安値まで下落する可能性が出てくる。したがって、トレーダーは、ロングポジションを開始する前に、レンジを上抜けるのを待つべきだろう。

ADA/USD

カルダノは10月8日、50日間SMAを上抜けた後、0.094256ドルの直情のレジスタンスまで上昇することができなかった。現在、価格は再び移動平均線付近に戻っている。これはより高値での買いが無いことを示すものだ。

エイダコイン・アメリカドル(ADA/USD)デイリーチャート

エイダ/米ドル(ADA/USD)のペアは、0.073531~0.094256ドルのレンジ内に留まっている。直上のレジスタンスを上抜けることができれば、0.11843ドルに上昇する可能性がある。逆にレンジを下抜けしまえば、安値を試す展開となるだろう。トレーダーはロングポジションを開始する前に、新しい買い場が整うのを待つ必要がある。

XMR/USD

弱気筋は50日間SMAを下抜けようと試みており、107.8ドルのサポートまで押し上げようとしている。2つの移動平均線はフラットで、RSIはわずかにネガティブの領域にある。今後数日間、レンジ内での値動きになる可能性が高いことを示している。

モネロ・アメリカドル(XMR/USD)デイリーチャート

107.8ドルを下抜ければ、103ドル、さらに96ドルまで下落してしまう可能性がある。従って、トレーダーは、リスクを軽減するため、ロングポジションのストップを106ドルに引き上げてもいいだろう。強気筋が128.65ドルの直上のレジスタンスを越え、それを維持できれば、XMR/USDのペアは142ドルまで上昇する可能性がある。

TRX/USD

トロンは10月8日に直上のレジスタンスである0.02815521ドルを超えて、(UTCで)終値を付けることができなかった。多くの投資家が利益を確定しようとしたようだ。現在、価格はレンジのトップから後退しており、20日間EMAがサポートとなる可能性が高い。

トロン・アメリカドル(TRX/USD)デイリーチャート

トロン/米ドル(TRX/USD)のペアは、0.0183ドル~0.02815521ドルの範囲内で取引されている限り、値固めの状態だと言えるだろう。このレンジを上抜ければ、短期的に0.038ドルを目標とするパターンとなる。移動平均線がサポートとなるが、そこを下抜ければ、次のサポートはレンジの底になってしまうだろう。もし弱気筋がこのレンジを下抜けさせてしまえば、下降トレンドが再開することになるだろう。