9月10日 仮想通貨テクニカル分析 米SECによるETN取引一時停止決定の影響は?

ここに表示された見解および意見は著者のものであり、必ずしもコインテレグラフの見解を反映するものではありません。すべての投資とトレーディングにはリスクが伴うため、意思決定の際には独自の調査を実施すして下さい。市場データは、HitBTC取引所によって提供されています。

 仮想通貨市場全体の時価総額は、2000億ドルをキープするのが難しくなっている。米証券取引委員会が「ビットコイン・トラッカー・ワン」と「イーサ・トラッカー・ワン」の2つの仮想通貨の上場投資証券(ETN)の取引を一時的に停止するニュースが心理を冷え込ませている。

 市場全体の時価総額は、年初から大幅に減少しているものの、前年同期比ではまだ多い。2017年9月10日の時価総額は約1400億ドルだった。この下落は市場のバブルが取り除かれたことを意味しており、長期的には強気である。

 イーサリアム(ETH)の共同設立者であるヴィタリック・ブテリン氏は、「1000倍に成長する」可能性はないだろうと考えている。我々も昨年のような大きな反発はないとみており、このセクターの成長は始まったばかりだ。実用化が進むにつれて、一般投資家や機関投資家の買いを呼び、価格は上昇するだろう。

 しかし、価格が底を打つまで買いを控えるのが良いだろう。信頼できる買い場が整っているか、主要な仮想通貨の相場を確認してみよう。

BTC/USD

 ビットコインは5900ドルから6075.04ドルのサポートラインを上抜けようとしているが、6400ドルの売り圧力にさらされている。

 下降型トライアングルとヘッド&ショルダーズのパターンが形成されつつあり、5900ドル付近で完成する。それまでは、完全に形成されているとは言えない。

 下抜けのパターンターゲットはかなり低くなっているが、下落局面では5450ドルと5000ドル台とみられる。 移動平均は両方とも下落傾向にあり、売り圧力がかかっている。

 上昇しようとする動きも、20日EMAと50日SMAでレジスタンスに直面するだろう。下降型トライアングルの下降トレンドラインの突破は、トレンドの変化を意味し、7413.46ドルを超えると確信に変わる。

 BTC/USDのペアが5900ドル超の水準を保っていれば、8566.4ドルに戻すことに対してポジティブである。したがって、買い場が整えば、ロングポジションを推奨する。 それまでは、静観することを推奨する。

 

ETH/USD

 イーサリアムは下落が進行した。9月9日にパターンターゲット192ドルを下回り、直近52週における最安値185.12ドルを記録した。

 下落局面における次のサポートは176ドルだ。下降トレンドにあるが、相対力指数(RSI)は売られ過ぎのレベルにあり、今後数日以内に戻す可能性が高い。

 上昇しようとする動きは、20日EMAと下降トレンドラインで強いレジスタンスに直面するだろう。ETH/USDペアの下落が止まり、買い場が整うまで静観することを推奨する。

XRP/USD

 リップルはここ2日間、0.27ドルの水準を維持しようとしている。これを下回ると、次のサポートは0.24001ドルとなる。

 2つの移動平均が下降し、相対力指数(RSI)が売られ過ぎの水準にある。強いサポートから反発できなかったことも、弱気なサインといえる。

 XRP/USDのペアが0.27ドル付近を推移している場合、さらに数日間、そのレンジで推移する可能性がある。トレンドが変わるまで静観することを推奨する。

BCH/USD

 ビットコインキャッシュは9月7日、8月14日につけた最安値473.9060ドルを下回り、再び下降トレンドに入った。400ドルに迫る可能性がある。

 両方の移動平均が下がり、相対力指数(RSI)も売られ過ぎのレベルにあり、弱気相場になっている。

 逆に、強気相場は20日EMAと50日SMAで強いレジスタンスに直面するだろう。BCH/USDのペアが買い場を迎えるまで、静観することを推奨する。

EOS/USD

 EOSはここ2日、4.60ドルを上回っているが、5.15ドル付近の売り圧力に直面している。

 5.15ドルを突破すれば、EOS/USDペアは5.65ドルより低い20日EMAまで戻るだろう。

 弱気筋が4.4930ドルを下抜けた場合、クリティカルサポートの3.8723ドルから4.1778ドルを試す展開となる可能性もある。トレーダーは残りのロングポジションのストップロスを4.4ドルに置こう。

XLM/USD

 ステラは、昨年12月中旬以来割れていないクリティカルサポートの0.184ドル付近を推移した。

 0.184ドルを下回ると、下降型トライアングルのパターンが完成し、0.11812475ドルを下回ることもありうる。一方、XLM/USDペアが0.184ドルを下回った過去3回の全てにおいて、弱気筋は下値を維持できなかったことにも注目すべきだ。連続して0.184ドルを下回った場合のみ有効である。

 ここ数日間は移動平均が下降に転じたため、現在の水準では買いは推奨していない。また、相対力指数(RSI)も売られ過ぎのレベルにある。これは売り圧力が強いことを意味するので、買いが戻り、ロングポジションを推奨するまで静観することを推奨する。

LTC/USD

 ライトコインはここ2日間、52ドル付近を維持しており、49.466ドルまで下落する可能性もある。

 どちらの移動平均も下降傾向が続いており、売り圧力が強い状態が続いている。また、相対力指数(RSI)も売られ過ぎのレベルにある。

 トレンド変化の最初の兆候は、強気相場が崩れ下降トレンドが維持される時である。しかし、このような長い下降トレンドの後、LTC/USDペアは新たな上昇トレンドに入る前に、数週間をかけて底をつくだろう。現在の水準は、買い場ではない。

ADA/USD

 カルダノは、クリティカルサポート0.083192ドルを下回っており、パターンターゲットの0.054541ドルまで下落する確率が高くなった。

 2つの移動平均は共に下降しており、相対力指数(RSI)も売られ過ぎのレベルに近い。ADA/USDペアがクリティカルサポートを跳ね返すことができなかったことは、買いが弱いと言える。

 トレーダーは、仮想通貨の下落が止まり底値をつけるまでは、いかなるロングポジションも推奨しない。

XMR/USD

 モネロは、9月9日に下降トレンドラインとサポートラインがクロスしたが、111ドル付近の移動平均は堅いレジスタンスに直面している。

 XMR/USDのペアがレジスタンスを抜けずに100ドルを割れると、81ドルを試す展開となる。したがって、ストップロスはロングポジションで95ドルまで引き上げることを推奨する。

 一方、強気筋がレジスタンスを突破すれば、120ドルを試し、更には140ドルを試す展開も考えられる。

IOTA/USD

 IOTAは、0.5ドルから上抜けようとしているが20日EMAでは厳しいレジスタンスに直面している。 現在の水準から下落すると、0.45ドルをつけ、8月14日の最安値0.4037ドルを下回る可能性もある。

 両方の移動平均は下降トレンドが続いており、売り圧力が強いことがわかる。

 しかし、強気筋が20日EMAを超えると、IOTA/USDペアは再びレジスタンスとなっている50日SMAを試す展開になるだろう。ストップロスは0.46ドルに置き、ロングポジションを保持することを推奨する。