「仮想通貨市場は天井近い」ヴィタリックが語る次のステージとは?

 イーサリアムの共同創始者であるヴィタリック・ブテリン氏が8日、ブルームバーグの取材に対し、仮想通貨とブロックチェーンが今後「1000倍に成長する」ことはないだろうとのべた。ビットコインを代表とする仮想通貨バブルが終わったことを示唆するコメントだ。

 ブテリン氏によると、仮想通貨とブロックチェーン業界は現在「天井」に近づきつつある。今後の焦点は同技術の「実態経済における実際の応用」に移りつつあるという。

 また仮想通貨価格の爆発的な上昇は終わりを迎える可能性が高いとし次のようにのべた。

平均的な教育レベルの人に尋ねると「ブロックチェーン」という言葉を一度は聞いたことがあるのが現状だ。そうなるとこの分野で更に1000倍の成長が見込めるようなチャンスはない。

 同氏によると、仮想通貨に大幅な価格上昇をもたらした仮想通貨の広い普及を目的としたマーケティング」主導のやり方は6~7年間続いたが、今「行き止まりに近づいている」。

 実際、仮想通貨市場は2018年に入って大幅に下落。1月に92兆円あった時価総額は現在約22兆円まで縮小している。

1-year total market capitalization of all cryptocurrencies chart

仮想通貨市場全体の時価総額は1年で大幅に縮小した。チャートはCoinMarketCap

 ただし仮想通貨市場が下がったといっても、昨年頭から比べるとまだまだ高い水準にある。2017年前半、ビットコインは1000ドル、イーサリアムは12ドルで取引されており、相場全体の時価総額も約2兆円しかなかった。「ビットコインの伝道師」として知られるロジャー・バー氏も最近コインテレグラフの取材に対し、「ビットコインは1年で58%上昇、2年で1048%上昇」しており「暴落の真逆のことがおこっているように思える」と指摘している。

 ビットコイン相場がどこに向かうかについては様々な予想が飛び交う。過去2カ月の間にも、2018年末までに2万ドル~6万ドルをつけるという専門家の声が伝えられている。

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