6月15日 仮想通貨チャート分析:ビットコイン、イーサリアム、リップル、ビットコインキャッシュ、EOS、ライトコイン、カルダノ、ステラ、IOTA

ここに示した見方や意見は著者単独のものであり、コインテレグラフの考えを必ずしも反映するものではありません。リスクを含むトレードや投資の際には、自身で調査を行ったうえで判断するようお願いします。市場データはHitBTCから提供されています。

 米証券取引委員会(SEC)は、イーサが証券ではないとの考えを示した。このニュースは、主要な仮想通貨の反発につながたった。仮想通貨全体の時価総額は13日の2650億ドルから、15日には2900億ドルにまで回復した。

 ビットコインの価格も14日に回復した。ファンドストラットのリサーチ責任者、トーマス・リー氏が、ビットコインが約18%下落したのは、シカゴ・オプション取引所(CBOE)のビットコイン先物取引が原因との見方を示した。先物の期日が切れた後、6日後にはビットコイン価格が回復するという。もしこの仮説が正しければ、我々は来週からビットコイン価格が回復するのを見ることになるだろう。このことは念頭に置くが、私たちはこれだけを理由に取引することはない。

 多くの個人投資家は価格低下で待ちの姿勢であるが、巨額のマネーは急落でも動じておらず、デジタル通貨に投資する用意があるようだ。この需要に応えるために、米仮想通貨取引所のコインベースは、大口投資家向けのインデックスファンドを始めた。

 トランプ政権で主席戦略官だったスティーブ・バノン氏が、仮想通貨に投資しているというニュースも報じられた。バノン氏はビットコインに「結構な投資額」を入れているという。

 最近の反発を受け、買いの好機は訪れているあろうか。確認してみよう。

BTC/USD

 過去2年間、ビットコインは相対力指数(RSI)が売られ過ぎのレベルにあると、そこから急激に反騰してきていた。だがこの歴史的経験は今回は当てはまらなかったようだ。5月29日の7106ドルからわずか7755.61ドルまでしか回復しなかった。従って、トレーダーは、RSIのシグナルに基づいてロングポジションを開始するのは避けるべきだ。

 多くのアナリストが、ビットコインが下降トレンドに入ったと主張している。しかし、私たちは、6075.04ドルを底とするレンジ内で取引されているという見方を維持したいと思う。ビットコインは2月6日の日中の安値を下回っておらず、2本の移動平均線は頻繁にクロスしている。このことは、下降トレンドに入ったわけではなく、あくまでレンジ内での価格の上下である証拠であるとみている。

BTC

 レンジでトレードをする最適な方法は、価格が底を打った時に買うことである。しかし、安全性を高めるためにフィルターを追加追加したいと思う。

 2018年、20日間EMAのブレイクアウトが短期的なトレードの機会となっていた。もし歴史が繰り返すならば、BTC/USDがラリーを開始した時、20日間EMAをブレイクアウトし、その状態を維持できるれば、買いを入れたいと思う。直上のレジスタンスは、7,755.61ドル、 8,566.4ドル、そして8,888ドルだ。

 私たちの前提は絶対のものではない。私たちは、チャートに変化が見られた時に、それを随時変更したいと思う。従って、価格がブレイクダウンして6075.04ドルを下回る場合、私たちはネガティブな見方を取り、いかなる買いも推奨しない。

ETH/USD

 イーサリアムは13日に492.5ドルを下抜けた後、14日にポジティブなニュースが報じられたことで、大きく反発した。足元では、弱気筋がイーサリアムを492.5ドル以下に戻そうとしている。もし弱気筋の試みが成功し、13日の安値である450.1ドルを下回るようになれば、下降チャンネルのサポートラインまで下落する可能性がある。

ETH

 一方、強気筋が450.1ドルから492.5ドルのゾーンを守ることができれば、別の巻き戻しの試みが可能だろう。上昇となれば。ETH/USDは下降チャンネルのレジスタンスライン、20日間EMA、そして下降トレンドラインで売りに直面するだろう。

 従って、下降トレンドラインを上回り、(UTCで)終値を付けることができたならば、ロングポジションを提案したいと思う。

 現状では、買いの機会はない。そのため、静観し続けるのがベストだろう。

XRP/USD

 以前までサポートだった0.56270ドルは現在、レジスタンスとなっている。もしリップルがこのレベルをすばやく上回ることができなければ、最後のサポートである0.45351ドルまで下落し続けるだろう。このレベルに近付けば、強力な買いが現れるだろうとみている。なぜなら、このレベルを下抜けてしまえば、次のサポートは0.24ドルとなってしまうからだ。

XRP

 XRP/USDが下降トライアングルの下降トレンドラインをブレイクアウトできれば、相場は強気に転じるだろう。しかし、直近のスイングハイだった0.70292ドルを上回り、それが維持できた時になってはじめて、回復のサインが見えてくるだろう。

 現在のところ、底を打ったかどうかは判断できず、強気のサインも見えていない。従って、いかなるロングポジションも提案しない。

BCH/USD

 ビットコインキャッシュは弱気になっているようだ。777.5304ドル~736.0137ドルの重要なサポートゾーンに近付いているが、14日の反発でも下降トレンドラインまで達することはできなかった。これは、この価格では買い手が急いで買おうとしていないということだろう。

BCH

 強気の最初のサインは、価格が20日間EMAと下降トレンドラインをブレイクアウトした時だ。

 下落する場合、736ドルを下抜けてしまえば、BCH/USDは620ドルのレベルまで落ちてしまうだろう。現状では、いかなる買いの機会も見つけることができず、トレードの提案はしない。

EOS/USD

 EOSは13日に9.0887ドルから急反発し、10.3384ドルのレベルを上回った。これは強気のサインだ。

EOS

 EOS/USDは足元では調整している状況だが、もし強気筋が9ドルのレベルを上回った状態を維持できれば、あや戻しが終わったことを示すだろう。20日間EMAと下降トレンドラインをブレイクアウトすることができれば、ロングポジションの提案をしたいと思う。

 もし弱気筋が9ドルのレベルを下回ることができれば、相場が弱気になったことを示し、8ドルまで下落し、さらに6ドルまで落ちる可能性もあるだろう。今後数日間のうちに、より状況が明確になるだろう。

LTC/USD

 ライトコインは弱気になっているようだ。2つの移動平均線は下向きとなっている。13日に90.994ドルからリバウンドしたが、107.102ドルのブレイクダウンレベルまで達することができなかった。これは買い手が、現在のレベルではライトコインを買いたいと思っていないということだろう。

LTC

 ライトコインが90.994ドルを下抜けてしまえば、下降トレンドが再開してしまうだろう。下落に転じたならば、84.708ドルと75.131ドルのレベルに注意するべきだ。

 LTC/USDが数日の間、107.102ドルを上回る状態を維持できれば、ある程度の勢いを得ることができるだろう。それまでは、ラリーが起こったとしても売りに直面してしまうだろう。

ADA/USD

 カルダノは14日に反発した後、下落に転じた。もし歴史が繰り返されるならば、0.15ドル付近のレベルで数日間を過ごすことになり、トレーダーをイライラさせることになるだろう。

ADA

 0.13ドルが大きなサポートとなるとみている。ここを守ることができれば、ADA/USDが広いレンジ内で取引されているという見方がはっきりするだろう。もしそうなれば、低リスクで高い報酬のトレードの機会が訪れるだろう。

 しかしながら、もし0.13ドルのサポートが破られれば、0.078ドルまで下落する可能性がある。今後数日間、状況を見極めたいと思う。

XLM/USD

 ステラは13日に反発し、0.2ドルのレベルを上回った。しかしより高い価格では売りを呼んでいるようだ。これはまだ危険水域を脱していないことを示している。

XLM

 もし強気筋が、次の下落時に0.2ドルのレベルを維持し、そこから強く巻き戻すことができれば、そこが底となり、ロングポジションを提案することができるだろう。

 一方で、弱気筋が0.2ドルを下抜けることができれば、XLM/USDは0.184ドルを再びテストすることになるだろう。

 次の動きがまだ明確ではないことから、今後数日間は静観するべきだろう。

IOTA/USD

 13日の反発は、1.33ドルのレベルを上回ることができずに、短命に終わった。以前のサポートはレジスタンスとなっている。IOTAが1.22ドルを下回れば、0.9150ドルのレベルまで下落してしまうだろう。

IOTA

 0.9150ドルに近付けば、買い手が戻ってくるとみている。それまでは、相対力指数(RSI)も売られ過ぎの領域にあるだろう。これは反発を呼び込むだろう。

 強気筋が0.9150ドルのレベルを維持できなければ、IOTA/USDは0.666ドルのsレベルまで下落する可能性がある。したがって、新たなトレードを提案する前に、相場が底を打ったかどうかを確認するべきだろう。