ここに述べられている見解や意見は、あくまで筆者/寄稿者のものであり、必ずしもコインテレグラフおよびコインテレグラフジャパンの見解を反映するものではありません。あらゆる投資や売買の動きはリスクを伴います。意思決定の際には、ご自身でリサーチをお願いいたします。

 ゴールドマンサックスが出資している仮想通貨を中心とした金融サービス企業サークルが、アメリカに拠点を置く仮想通貨取引所ポロニエックスを4億ドルで買収した。このことは巨大な金融機関が仮想通貨の世界でビジネスを拡大するチャンスを狙っていることを示している。価格は下降しているが、この動きはポジティブな気運を高めることになるかもしれない。

 多くの国々が仮想通貨の取引を規制する方法を模索する中、ベネズエラ政府は仮想通貨が国が抱える問題から抜け出す簡単な方法だと感じている。石油を裏付けとする仮想通貨ペトロのローンチ後、政府は国民に向けた無料の仮想通貨取引コースを開始した。

 それでもなお、ペトロの成功は将来的には大分不透明だ。

 それでは、トップ仮想通貨に目を向けて、利益の出そうな取引のチャンスがあるか見てみよう。

BTC/USD

 前回の分析の中で、ビットコインの積極的なトレーダーに対してはロングポジションを提案したが、私たちの予想とは異なる動きとなった。2月24日の10770ドル23セントから、昨日2月25日には9502ドル25セントにまで落ち込んだが、提案したストップロスの9400ドルには達しなかった。弱気筋は弱気を利用して、クリティカルサポートの下でブレイクすることが出来なかった。

BTC/USD

 今日、強気筋がチャンスを掴み、ダウントレンドラインと20日EMAを脱したが、それは強気のサインである。10745ドルの50日SMAにはもう1つ大きな障害がある。価格が10745ドルから10770ドルのレジスタンスゾーンに達したら、11500ドルの下降チャネルのレジスタンスラインに向かって推移するはずだ。

 9400ドルのストップロスを奨める点に変更はないが、トレーダーが同仮想通貨が10700ドルを脱することが出来ないと見たら、ストップを損益分岐点まで上げることも可能である。安全策を取ろう。     

 BTC/USDのペアは、12200ドルのマークをクリアすれば危機を脱することになる。逆ヘッド&ショルダーのパターンの形成も見られるが、数日で完了するはずだ。もしそうなったら、トレンドの変化を意味するものであり、トレーダーはより高いレベルを期待できる。

 弱気市場が9400ドルレベルより下でブレイクしたら、私たちの強気の見解が間違っていることを示すことになるだろう。

ETH/USD

 私たちのアドバイスに従っている人たちは、前回の分析で提案した通り、830ドルのマーク付近でイーサリアムに対してロングポジションに入ったはずだ。

ETH/USD

 現在価格は20日EMAにあり、強いレジスタンスを生むかもしれない。しかし2月24日と25日の過去2日間、ETH/USDペアが808ドルのマークより上を維持し、2月22日と23日に付いた安値に到らなかったことに私たちは好感触を持っている。このことは需要がより高いレベルにあることを示している。

 イーサリアムが20日EMAを脱すれば、965ドルマークに近い下降チャネルのレジスタンスラインまで反発する可能性が高い。

 上昇三角が形成しているのを見ることができるが、ブレイクアウトで完成し、1000ドルレベルより上でクローズするだろう。これは強気のサインである。そこで、トレーダーは965ドルで部分的な利益を予約し、残りは次の上昇の動きに乗るために適切なストップロスでトレールできる。

 しかし、価格が780ドルレベルより下でブレイクする場合には、私たちの強気の読みは間違っていたことになる。

BCH/USD

 現在のところ、ビットコインキャッシュに買いの意欲を見つけられない。1150ドルのクリティカルサポートレベルの上に留まるのに苦労している。

BCH/USD

 どのような回復の試みも20日EMAと50日SMAでレジスタンスに遭うだろう。BCH/USDペアは1600ドルレベルより上に留まって初めて、強さのサインを示すだろう。

 現在のところ、買いのセットアップを見い出すことが出来ず、取引はお奨めしない。   

XRP/USD

 強気筋はここ5日間85セントレベルを守ってきた。これから数日はリップルは85セントから1ドル22.961セントの間のレンジバウンドに留まることができるだろう。

XRP/USD

 次なる優位が来るのは、XRP/USDドルペアがレンジと1ドル23セントの50日SMAを脱することが出来たらである。それまでは、価格の動きはおそらくレンジバウンドに留まり、不安定である可能性が高い。

 レンジ内で買いのセットアップを見い出すことができず、取引のお奨めは今のところない。

XLM/USD

 ここ数日、強気筋は32セントから35セントのクリティカルサポートゾーンに留まっている。しかし、価格を押し上げることもできていない。結果として、ステラーは最近の安値付近に停滞し続けている。

XLM/USD

 弱気筋が32セントを下回ることができれば、22セントレベルまでXLM/USDペアを押すことができるかもしれない。

 しかし、強気筋が優位を占めれば、32セントから47セントの間のレンジバウンドの取引が起こるだろう。次なる価格の動きが読めないため、トレーダーには両方の可能性を提示した。 

LTC/USD

 240ドルと260ドルのターゲット目標で、200ドルのマーク近くでライトコインにロングポジションを取るようにトレーダーに奨めた。トレーダーは2月24日にロングポジションに入ったものと推定する。

LTC/USD

 ここ4日間、LTC/USDペアはトレンドラインで強固なレジスタンスに直面してきた。現在、240ドルがクリティカルレジスタンスレベルである。そこから270ドル以上への動きを見ることができる。

 トレーダーはポジションを維持し、損益分岐点まで高くストップをトレールすることが出来る。ここは待ちの姿勢で、取引で損をしない方が賢明であると思われる。

 アップサイドのターゲット目標は50%ポジションがクローズできる270ドルまでの回復である。残りのポジションは300ドルのターゲット目標でトレーリングストップロスで行うことができる。

 同仮想通貨が175ドルを下回ったら、私たちの強気の見方は、間違っていたことになるだろう。

ADA/BTC

 前回の分析で、カルダノでの短期的な取引をお奨めした。昨日2月25日に価格は0.000033を脱したが、私たちのターゲット目標である0.00004070には決して達しなかった。0.00003520レベルから下降した。トレーダーは少しの損失で現在のレベルでポジションをクローズできる。

ADA/BTC

 ADA/BTCペアは20日EMAと50日SMA双方を下回っているため、弱いままである。価格が0.00003033を下回ったら、次なるサポートレベルの0.0000246までスライドする可能性がある。

 アップサイドでは20日EMAと0.00004070の間のゾーンが堅固なレジスタンスとして機能する可能性が高い。

NEO/USD

 本日、NEOはおびただしいレジスタンスから抜け出した。前回の分析でお奨めした私たちの買いレベルも引き起こした。私たちの奨めに従ってロングポジションに入ったトレーダーは、105ドルのストップロスをキープできる。

NEO/USD

 弱気なパターンの失敗は、このケースでは下降三角のパターンになるが、強気のサインである。アップサイトでは140ドルがクリティカルレジスタンスである。NEO/USDペアはこのレベルを超えると170ドルレベルまで急速に回復するだろう。

 ダウンサイドでは、120ドルで同仮想通貨はサポートを見つけるかもしれない。

EOS/USD

 ここ5日間、EOSは7ドル50セントのクリティカルサポートに留まってきた。弱気な下降三角パターンを形成したが、そこから下降することはなく、価格は三角の頂点に達した。パターンはもう無効になっている。

EOS/USD

 EOS/USDペアがダウントレンドラインと20日EMAを脱した場合、50日SMAに達する可能性が高い。そこに信頼できるセットアップは見当たらない。そのため、そこでの取引はお奨めしない。

 11ドルレベルを超えて取引されるようになったら、積極的になるだろう。