ビットコインは日本時間の午後11時ごろに一時3万ドルを割った。

5月の底値か
コインテレグラフマーケットとトレーディングビューのデータによると、1時間で6%減となり、1月下旬以来の低水準となった。
約1週間前に41000ドルから下落した後、ビットコインのボラティリティは激しくなっている。
既報のように、アナリストからは短期的な下落を予想しており、一部のトレーダーからは25000ドルを割り込むとの指摘もある。
今回の下落は、中国人民銀行が国内銀行と仮想通貨規制を議論したことやマイニング規制をメディアが報じたことが要因と考えられる。規制によってマイニングパワーが最も大きかった中国から他国に移転する動きも出ている。ただ、規制の強化は長期的にはビットコインに利益をもたらすとの議論がある。
フェイスブックの決済統括部門「フェイスブック・フィナンシャル(F2)を率いるデビット・マーカス氏は、「ビットコインのマイニングパワーが欧米に移ることがなぜ悪いことなのか」と疑問を呈した。
「私の意見としては、中国がマイニングを取り締まることはビットコインにとって素晴らしい展開だ」
25000ドル以上でサポート
ビットコインは29000ドルで反発し、記事執筆時点では32000ドル台を推移している。
取引量で世界最大の仮想通貨取引所バイナンスでは、ボラティリティが大きくなっている中で技術的な問題が発生している。
バイナンスのオーダーブックでは25000ドルに買いが並び、30000ドルのポジションをとるイベントが発生している。
