市場評論家のジム・クレイマー氏はその予測が実際の結果と逆になることが多いとネット上でネタにされているが、そのクレイマー氏がビットコインを投資家のポートフォリオに組み込むべきだと語った。
11月26日のCNBCの番組「マッドマネー」で、クレイマー氏は米国の政府債務が36兆ドルを超える中、膨らむ財政赤字に対するヘッジ手段として仮想通貨を所有するべきだと主張した。
「ビットコイン、イーサリアム、そしておそらく他の仮想通貨もポートフォリオに加える価値があると思う」と語った。「いつか赤字がコントロールされるようになったら、意見を変えるかもしれない」とも付け加えた。
クレイマー氏は、その投資アドバイスがしばしば間違った結果を招くとして、ネットミームとなっている。彼の買い推奨銘柄に逆張りする上場投資信託(ETF)も存在したが、これは失敗に終わった。
記事執筆時点で、ビットコイン(BTC)は過去24時間で2%下落し、約9万2700ドルとなっている。11月23日に9万9571ドルのピークに達した後、調整期間に入っている。
「仮想通貨には長い間興味を持っている」とクレイマー氏は番組で述べた。「その理由は、政府の破綻した予算から自分を守りたいと考える投資家が多くいることを知っているからだ」とも語った。
「マッドマネー」の司会者であるクレイマー氏は、政府債務の問題がなくなることはないため、仮想通貨を依然として所有していることを認めた。
「再び推奨することで、最高値を呼び出すつもりだ」ともクレイマー氏は語った。「何年も金と仮想通貨を推奨してきたが、どちらも史上最高値に近い。それなのに私が非難されているのは変な話だ」とも述べた。
11月21日の「マッドマネー」でも、クレイマー氏は視聴者に「勝者であるビットコインを所有すべきだ」と語っている。当時、ビットコインは約9万8000ドルの水準にあった。
クレイマー氏は仮想通貨に対して愛憎半ばする感情を持っている。2022年には、仮想通貨には「実質的な価値がない」と主張し、保有者に売却を勧めていた。しかし、彼はその後、自分が間違っていたことを認め、仮想通貨を所有することで利益を得たと語っている。
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