仮想通貨取引所バイナンスは18日、19年第4四半期で自社の独自通貨バイナンスコイン(BNB)を2,21万6,888BNBバーンしたと発表した。3880万ドル(約42億円)に相当する。BNBのバーン額(USDベース)としては過去2番目の高さとなる。

バイナンスは利益の20%を四半期ごとにバーンするとしており、19年第4四半期の利益は1億9400万ドル(約213億円)と推定される。

出典:バイナンスブログ

今回第4四半期の利益が明らかになったことで、2019年全体の利益は計5億7469万ドル(約632億円)となる。同様の推定で算出した2018年の利益と比較し、28.5%増となった。

2019年は7月の証拠金取引、8月にはレンディング、9月には先物取引ステーキングなど、新サービスを次々と開始。同年9月末にはバイナンスUSを立ち上げ、米国への本格進出を始めた。また法定通貨サポートも積極的に拡大している。

バイナンスのジャオ・チャンポンCEOは、今回のバーンを報告するブログの中で、2020年は仮想通貨の採用が進む年だと強調。日本の取引所タオタオとの提携協議開始にも触れ、「世界に仮想通貨を普及させる主要なプレイヤーになる」と宣言している。

「2020年が始まってまだ2週間程度だが、仮想通貨全体の時価総額は1920億ドルから2450億ドルに急増した。またバイナンスはベトナムで新しいP2Pサービスを開始し、韓国に投資し、ヤフージャパンの子会社であるタオタオとの提携に向けて動き出した。…今年はバイナンスだけでなく、仮想通貨の世界全体に何が起こるのかを楽しみにしている」

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