仮想通貨取引所バイナンスがウクライナ政府と協力し、同国の仮想通貨規制と市場を構築する。コインテレグラフに共有されたプレスリリースによると、バイナンスはウクライナのデジタル転換省と覚書を交わした。
デジタル転換省とバイナンスはブロックチェーン実装の戦略と「ウクライナの新しい仮想通貨規制と仮想通貨市場」創設のためのワーキンググループを設立。2019年末までにウクライナ議会へ関連法案の提出を目指す。
バイナンスのジャオ・チャンポンCEO(通称CZ)は今回の提携は経済のプラスの成長をもたらすだけでなく、さらなる投資を呼び込むための重要な役割になると述べた。
議員による法律完成間近か
今回の発表に先立ち、ウクライナのオレクシー・ズメレネットスキー議員は10月22日、現在作成中の暗号法が完成間近だと明らかにしている。
同氏は仮想通貨を規制する3つの法案について、専門家に条項を確認するなどの協力を呼びかけている。
バイナンスでは法定通貨UAHの入出金開始
CZ氏は7日、ウクライナの法定通貨フリヴニャ(UAH)の入出金を開始したことを明らかにした。
Boom, nice timing! Just a few hours ago, $UAH deposit and withdrawals are enabled on @binance. Buy/Sell of crypto using $UAH will be enabled tomorrow.
— CZ Binance (@cz_binance) November 6, 2019
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バイナンスでは先日、APIにフリヴニャが追加され、近日中にもサポートを開始するとされていた。
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翻訳・編集 コインテレグラフ日本版