世界最大の仮想通貨(暗号資産)取引所バイナンスは、ウガンダを拠点とするサービスの終了を発表した。その後、アフリカで新しいアフィリエイトプログラムを開始した。

11月3日、バイナンスは、アフリカ大陸全体でバイナンスの利用を促すことを目的としたバイナンス・アフリカ・アフィリエイト・プログラムの開始を発表した。バイナンスによると、新しいプログラムは、ナイジェリア、ガーナ、ケニア、南アフリカ、ウガンダのインフルエンサーやコンテンツクリエイター、仮想通貨愛好家に開かれているという。

バイナンスのスポークスパーソンは、アフリカでのバイナンスのサービスには、ナイジェリアや南アフリカ、ウガンダのユーザー向けの法定通貨によるサービスも含まれていると、コインテレグラフに説明している。バイナンスは、ケニアのユーザーにはP2Pサービスも提供している。

この動きは、バイナンスが10月27日にウガンダの子会社を閉鎖すると発表したニュースに続くものだ。バイナンス・ウガンダは2020年11月28日をもって完全に終了する予定であり、取引サービスの閉鎖は11月11日に予定している。ウガンダの取引所は既に10月28日に預金と新規登録を停止している。

バイナンス・ウガンダは、2018年6月に立ち上げられ、法定通貨と仮想通貨の両方を取り扱っていた。ウガンダのユーザーは、法定通貨のウガンダシリング(UGX)を使用して仮想通貨を購入できた。今回、バイナンス・ウガンダは閉鎖することになるが、ローカルユーザーはバイナンスのメインプラットフォームを介して、UGXを入金することができるという。

バイナンス・ウガンダは、過去30日間で閉鎖した2つ目の取引所子会社だ。10月19日には、バイナンスは、バイナンス・ジャージーの終了を発表した。バイナンスは、ジャージーでの事業停止の理由は明言せず、バイナンス本体が「準拠した銀行チャネルを通じてジャージーの市民にサービスを提供し続ける」と述べていた。

バイナンスによれば、「バイナンス・ジャージーとバイナンス・ウガンダは2つの独立した組織である」ため、2つの事業閉鎖は関連するものではないという。スポークスパーソンは、バイナンスは引き続きグローバルに拡大し、ローカルユーザーにローカライズされたプロダクトとサービスを提供すると述べている。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン