米国の仮想通貨業界のリーダーの1人は、バイデン新政権のもとで仮想通貨業界が拡大すると楽観視している。

仮想通貨企業サークルのジェレミー・アレールCEOは7日に米経済メディアCNBCの番組に出演し、バイデン政権がインフラストラクチャのアップデートをするための幅広い取り組みの一環として仮想通貨を推進すると主張している。

「これは最初の商用インターネットと同じくらいの大きなインフラストラクチャの変更であり、アメリカをより競争力のあるものにするインフラストラクチャの変更に焦点を当てるものであり、彼らは最終的に支援するだろう」

アレール氏は、左右のどちらにも極端ではない穏健な政権は、仮想通貨に利益をもたらすだろうと予測している。

アレール氏は日曜にも一連のツイートで同様の考えを表明している

今回のCNBCの出演で、アレール氏は米国のリベラル派が新しい金融ツール、特にステーブルコインに対して強硬な態度を取っていることに懸念を表明している。サークル自身も、ステーブルコイン「USDコイン(USDC)」を手掛けている。

「彼らは金融システムへのアクセスが少ない個人にとって、どういうわけでこれが良くないものだという見方をしているが、実際には逆だ。このテクノロジー、特にステーブルコインは有望だ。金融システムへのアクセスを既存の銀行システムよりも深く開放し、拡大することになる」

これは先週、民主党の一部議員が提案したステーブルコインに規制を設けようとする法案を想定したものとみられる。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン