ロシア中央銀行は、2022年に中央銀行デジタル通貨の試験運用を開始する予定だ。

現地メディアによれば、ロシア中央銀行のアレクセイ・ザボトキン副総裁は、2021年末までにデジタルルーブルのプロトタイプを完成させる予定であると語った。

ザボトキン氏によれば、プロトタイプは「実際の取引」をサポートせず、エコシステムを構築するための出発点として機能するという。「このプロトタイプに基づいて、改良を加え、来年から試験展開を開始する」と、ザボトキン氏は述べている。

ロシア中央銀行は2020年後半にCBDC(中央銀行デジタル通貨)の計画を公式に発表し、昨年10月にデジタルルーブルの開発に関するコンサルテーションペーパーを発行した。今年1月には、ロシア銀行協会がデジタルルーブルプロジェクトへのフィードバックを公表。ロシア中央銀行が提案したモデルではサイバーセキュリティなどのリスクがあると警告している。