韓国の中央銀行である韓国銀行は、中央銀行デジタル通貨(CBDC)の試験運用者として同国インターネット大手のカカオのブロックチェーン子会社「グラウンドX」を選定した。韓国通信社の韓国中央日報の20日に報じた

米国のブロックチェーン企業コンセンシスがカカオバンク、カカオペイなどのカカオ関連企業と協力して、韓国のCBDCプロジェクトに参加するという。

イーサリアムの共同創業者であるジョセフ・ルービン氏が率いるコンセンシスはイーサリアムのインフラと分散型アプリの開発に注力しており、「コンセンシス・クオラム」や「コンセンシス・コーディファイ」といった自社ソリューションを通じてCBDCにプロジェクトに貢献するツイッターで明らかにした。

既報のように、韓国銀行はCBDCプロジェクトのシミュレーションプロジェクトについて、企業からの入札を開始。韓国中央日報によると、テストは来月にも開始されるという。

2018年にカカオが立ち上げたグラウンドXは、クレイトンという独自のブロックチェーンプラットフォームを運用していることで知られている。コンセンシスはすでにグラウンドXと共同で、韓国のCBDCを発行するためのプライベートプラットフォームの開発を進めている。