インターコンチネンタル取引所傘下の仮想通貨サービス企業バックト(BKKT)の株価は、グローバル決済企業とのパートナーシップ発表を受けて急騰した。
10月25日、マスターカードはデジタル資産プラットフォームのバックトと協力し、米国に拠点を置く顧客がカストディアン・ウォレットを通じてデジタル資産を売買・保有できるようにする。同日、グローバル決済プロバイダーのFiservも事業者向けデジタル資産サービスを提供するため、バックトとの戦略的提携を発表した。
これらのニュースはBKKTの強気な値動きに貢献し、10月22日の終値9.15ドルから10月25日には30.60ドルで取引を終えた。
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バックトは10月18日、特別目的買収会社(SPAC)を買収する形でニューヨーク証券取引所に上場した。バックトの時価総額は現在40億ドルを超えている。
2018年8月、インターコンチネンタル取引所はバックトと呼ばれるデジタル資産プラットフォームを立ち上げた。翌年、バックトは機関投資家向けのビットコイン先物契約を開始した。今年4月にはリテール向けの仮想通貨決済アプリを立ち上げている。