「ビットコインキャッシュ(BCH)が51%攻撃を受けていないのは驚きだ」
ARKインベストの仮想通貨アナリストであるヤサーニ・エルマンジャ氏が現在のハッシュレートの値から見解を述べた。
現在ビットコインキャッシュのハッシュレートは、4月8日の半減期以降で約30%減少。ビットコイン(BTC)のハッシュレートの約3%となっている。半減期直後は一時61%以上もハッシュレートが低下していた。
ハッシュレートは、取引ブロック作成に貢献するマイニングの計算力を示す。ハッシュレートが高いほど、ネットワークのセキュリティが高くなり、51%攻撃などへの耐性も強くなる。
51%攻撃は、マイナーが50%以上のハッシュレートを持つことでネットワークをコントロールすること。他のマイナーによるマイニングを妨げたり取引記録を覆したりできる。また二重支払いを実行する可能性もある。
エルマンジャ氏は、ビットコインキャッシュに対する51%攻撃が実行されるのは時間の問題とみている。
BCH支持者は反論
一方、ビットコインキャッシュ関連イベントの主催者でビットコインBCH創業者のハイデン・オットー氏は、エルマンジャ氏がビットコイン(BTC)のストーリー作りに躍起になっていると批判。「マイナーのインセンティブなどの重要な要素をを考慮に入れて51%のコストを算出していない」とし、51%攻撃は簡単なことではないと主張した。
「ビットコインキャッシュはBTCのハッシュレートの約3.5%の水準にあり、1年以上もこの水準を維持してきた。それにもかかわらず、51%攻撃はなかった。なぜならマイナーたちは利益をあげることを目指しており、攻撃するインセンティブがないからだ。どんな攻撃者も、チェーンを守ろうとする正直なマイナーから挑戦されることになる。10ブロック再編成(リオーグ)保護は密かに長いチェーンを作ろうとする試みを無効にする。お金を失うリスクは、報酬の可能性をはるかに凌駕する。だからビットコインキャッシュへの51%攻撃の実現可能性は低い」
ただ同氏は、ビットコインキャッシュのハッシュレートがビットコインの3.5%ほどと低いため、ビットコインより再編成を防ぐための方策がなければならいことは認めた。
再編成は、ネットワークで分岐が生まれる現象だ。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン