9月26日正午の仮想通貨相場は、ビットコインとイーサの下落が続く一方、時価総額3位のXRPは反発している。イーサリアムに関しては、昨日の暴落の結果で約830万ドル(約9億円)分の担保(Collateral)が売却されたことが明らかになった。
(出典:Coin360)
暴落で9億円分の担保が一掃
ローンスキャンズによると、仮想通貨イーサの暴落により、分散型金融(DeFi)プロジェクトのメーカーダオ、コンパウンド、dYdXで使われるイーサの担保のうち、合計828万2487ドルが売却された。
(出典:loanscan.io)
イーサによる担保は、イーサリアムのネットワーク全体の価値を高めるという見方も出ている。
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ビットコインは待ちの状態
米マーケット調査会社ファンドストラット代表のトム・リー氏は、最新のビットコイン・ミゼリー・インデックス(BMI)を公表。現在は56だが、53から40のレンジまで待たなければならないと述べた。
(出典:Tom Lee)
BMIは、ファンドストラットが独自開発した指数でボラティリティや勝ち越しの取引数などの要素から1~100ポイントで評価する。過去の傾向を見ると、BMIが53~40に下がった時、その後6ヶ月のリターンがとりわけ高くなっている。