1月13日までにビットコイン総供給量の80%にあたる1680万BTCが採掘されたことがわかった。ビットコインの総供給量が2100万BTCとされていることから、今後マイニングによって採掘できるビットコインの数は420万BTCとなる。

 これまでビットコイン価格が上昇していた理由の一つに、その希少性がある。ビットコインは設計上2100万BTCを超えて発行されることはないため、これを求める人の数が増えるほど1BTCの価値は高まる。

 ビットコインを採掘するマイナーは、現在1ブロック採掘するごとに12.5BTCの報酬を得る仕組みになっている。だが21万ブロック毎(約4年間)にこの報酬は半減。その時のハッシュレートにもよるが今から約2年後の2020年6月には、1ブロック毎の報酬が6.25BTCになる見込みだ。

 この半減期を考慮にいれると、最後のBTCが採掘されるのは2140年頃になるという。

 全ての仮想通貨がマイニングを通して得られるわけではない。リップル、IOTA、NEM、NEO,Qtum,OmiseGo、Lisk,ストラティス、ウェーブス、EOS等はマイニングを通して得られるコインではない。

 懐疑論者の中には、51%攻撃やシビル攻撃を通してビットコインの総供給量を増やすことができると論じる人もいるが実現していない。

 51%攻撃については、イーサリアムを基盤としたクリプトンというアルトコインが16年8月に受けて以来発生していないようだ。